「ちゃんと着物を着てくれるかな?」

「撮影中に泣いたらどうしよう……」

「うちの子、じっとしていられないんです」

3歳の七五三で、お父さん・お母さんからよく聞く心配です。

でも、3歳です。

初めての場所で、いつもと違う服を着て、知らない大人に囲まれて、

「ここに立って」
「こっち向いて」
「笑って」

と言われても、なかなか思い通りにはいきません。

泣く。動く。着物を脱ぎたがる。

どれも3歳なら珍しいことではありません。

大切なのは、完璧にできることではなく、できるだけお子さまが楽しく七五三を過ごせるようにすることです。

① 最初から「ちゃんとしなさい」と言いすぎない

七五三の日。

お父さん・お母さんも朝から大忙しです。

時間も決まっているので、

「早くして!」

「動かないで!」

「ちゃんと立って!」

と言いたくなることもあると思います。

でも、いつもと違う雰囲気に一番緊張しているのは、お子さまかもしれません。

特に3歳は、大人が焦るとその雰囲気を感じ取ってしまいます。

最初から完璧を目指さず、

「今日は着物を着てお写真撮ろうね」

くらいの気持ちで始めるのがおすすめです。

② 七五三の前に着物の写真を見せておく

当日初めて、

「今日はこれを着るよ!」

では、びっくりしてしまうお子さまもいます。

衣装を決めた時の写真があれば、

「今度これ着ようね」

「かわいいね」

「お姫さまみたいだね」

と、事前に見せてあげてください。

七五三の写真を一緒に見ながら、

「こんなお写真撮ろうね」

と話しておくのもいいと思います。

七五三を知らない予定から、楽しみな予定に変えてあげることがポイントです。

③ 眠い時間・お腹が空く時間を避ける

これはかなり大切です。

普段なら機嫌のいいお子さまでも、

眠い。

お腹が空いた。

喉が渇いた。

これだけで一気に機嫌が変わります。

特に3歳の場合、

「大人の都合がいい時間」

ではなく、

「普段、この子が一番ご機嫌なのは何時頃?」

を考えて撮影時間を決めるのがおすすめです。

お昼寝をするお子さまなら、お昼寝時間に撮影が重ならないようにするだけでも違います。

④ 着物を着る前にトイレへ

着付けが始まる前に、できればトイレを済ませておきましょう。

着物を着てから、

「トイレ!」

となると、お子さまもご家族も大変です。

「まだ大丈夫そうだから」ではなく、着付け前に一度行っておくくらいがおすすめです。

⑤ お気に入りのおもちゃを持ってきてもOK

いつも一緒に寝ているぬいぐるみ。

お気に入りの小さなおもちゃ。

大好きなキャラクター。

こうしたものがあると、緊張しているお子さまが安心することがあります。

写真に写ってしまってもいいんです。

むしろ何年か経って写真を見た時に、

「このぬいぐるみ、ずっと持ってたよね」

という思い出になるかもしれません。

⑥ 小さなお菓子や飲み物も準備

撮影が長くなると、お腹が空いてしまうことがあります。

すぐ食べられる小さなお菓子や飲み物を準備しておくのもおすすめです。

ただし、着物を着たまま食べる場合は、着物を汚さないように注意が必要です。

食べこぼしやすいもの、手がベタベタするものは避けた方が安心です。

「ここまで撮ったら少し休憩しよう」

という気分転換にも使えます。

⑦ じっとできなくても大丈夫

「うちの子、本当にじっとしていないんです」

というご相談もあります。

でも、3歳ですから動いて当然です。

きれいに立った写真だけが七五三写真ではありません。

歩いているところ。

お母さんのところへ走っていくところ。

兄弟と笑っているところ。

ちょっとふざけているところ。

そんな自然な表情が、あとから見ると一番お気に入りの写真になることもあります。

3歳らしさを残すことも、七五三撮影の楽しさです。

⑧ 泣いてしまったら、一度やめてもいい

泣いているのに、

「せっかく着物を着たんだから」

「予約したんだから」

と無理に撮影を続けても、なかなかいい表情にはなりません。

そんな時は、一度休憩。

お父さんやお母さんに抱っこしてもらう。

お茶を飲む。

少し遊ぶ。

気持ちが切り替わるのを待ってみます。

3歳の撮影では「待つ時間」も大切です。

⑨ 「一人で撮れない」なら家族写真からでもいい

スタジオに入った瞬間、お母さんから離れられなくなるお子さまもいます。

そんな時に、無理に一人で立たせる必要はありません。

最初はお母さんと一緒。

次はお父さんも入って家族写真。

慣れてきたら兄弟写真。

そして最後に一人で撮れそうなら、一人の写真。

この順番でもいいんです。

撮影の順番は、お子さまに合わせて変えていけばいいと思います。

⑩ どうしても着物を脱ぎたがったら?

一番困るのが、

「もう脱ぐ!」

となってしまった時です。

まずは少し休憩してみましょう。

それでも嫌がる場合は、無理に長時間着せ続けないことも大切です。

特に、

撮影

神社へ移動

ご祈祷

食事会

まで予定していると、3歳のお子さまにはかなり長い時間になります。

着物を嫌がりそうなお子さまなら、撮影とお参りを別の日にするのもひとつの方法です。

実は「前撮り」が3歳にはおすすめ

3歳のお子さまだからこそ、前撮りには大きなメリットがあります。

撮影の日は撮影だけ。

お参りの日はお参りだけ。

一日に全部やらなくていいので、お子さまの負担を減らせます。

「着物を長時間着ていられるか心配」

という場合は、最初から予定を分けておくとご家族も気持ちに余裕ができます。

一番避けたいのは、大人が必死になりすぎること

せっかくの七五三。

「いい写真を撮らなきゃ」

「笑ってもらわなきゃ」

「予定通り神社にも行かなきゃ」

と思ってしまいます。

でも、大人が必死になればなるほど、お子さまも疲れてしまいます。

3歳の七五三は、

100点の七五三じゃなくていい。

少し泣いてもいい。

じっとしていなくてもいい。

お母さんから離れられなくてもいい。

最後に少し笑ってくれたら、それだけでも十分です。

泣いた顔も、甘えている姿も「3歳の今」

数年後、七五三の写真を見返した時。

きれいに立っている写真だけでなく、

お母さんに抱っこされている写真。

ちょっと照れている写真。

兄弟とふざけている写真。

そんな一枚が、とても懐かしく感じられるかもしれません。

3歳の七五三で大切なのは、大人が思い描いた通りの写真を撮ることではなく、その子らしい「今」を残すこと。

大たにやでは、お子さまの様子を見ながら、着付け・ヘア・撮影を進めていきます。

「着物を着てくれるか心配」

「人見知りが激しいんです」

「じっとしていられません」

そんなことも、予約の際に遠慮なくお話しください。

ご家族と一緒に、3歳のお子さまに無理のない七五三を考えていきます。

「3歳の七五三、前撮りで泣いて撮れなかったらどうなる?撮り直しについて」お届けします

最終更新 2026-8-31