「振袖も帯もある」

「長襦袢もある」

「着付けに使う小物も一式そろっている」

だから、

「成人式は、このまま持っていけば大丈夫!」

と思っていませんか?

ママ振袖で意外と見落としやすいのが、着付けに使う小物です。

タンスの中に一式入っていても、

「ある」=「成人式の振袖にそのまま使える」

とは限りません。

今回は、ママ振袖でよくある「着付け小物の勘違い」をご紹介します。


勘違い①「帯枕があるから大丈夫」→大きさが違う!

帯枕は、帯結びの形を整えるために使う小物です。

タンスの中に帯枕が入っていれば、

「これを使えばいいよね」

と思いますよね。

でも、帯枕には大きさや形の違いがあります。

振袖では華やかな帯結びをすることが多いため、帯結びに合った帯枕なのかを確認しておくことが大切です。


勘違い②「衿カラーもある」→夏用だった!

長襦袢の衿をきれいに整えるために使う衿カラー(衿芯)

これも、

「家にあるから大丈夫」

と思って持ってきたら、夏用のメッシュタイプだったということがあります。

成人式は冬です。

衿元をきれいに整えるためにも、成人式の振袖に適したものを準備しておくと安心です。

衿元は写真にもよく写るため、小さな小物ですが大切な部分です。


勘違い③「前板もある」→振袖には小さかった!

前板は、帯の前側をきれいに整えるための小物です。

ところが、ご家庭にあるものを確認すると、

普段着用などの小さな前板だった

ということがあります。

振袖では帯を華やかに見せるため、小さすぎる前板ではきれいに仕上げにくい場合があります。

「前板なら何でも同じ」ではありません。

振袖に適した大きさかどうかを確認しましょう。


勘違い④「腰ひもは何本かあるから大丈夫」→数が足りない!

「腰ひもが2~3本あるから大丈夫でしょう」

と思っていたら、着付けに必要な本数が足りなかった。

これもあります。

振袖の着付けでは、着付け方に応じて複数の腰ひもや着付け小物を使用します。

また昔の腰ひもは、

短い
汚れている
生地が傷んでいる

ということもあります。

本数だけでなく、状態まで確認しておきましょう。


勘違い⑤「足袋もあるから大丈夫」→黄ばみや汚れが!

昔の足袋がタンスに入っていると、

「一度しか使っていないから大丈夫」

と思うかもしれません。

ところが出してみると、

黄ばんでいる
底が黒ずんでいる
シミがある
サイズが合わない

ということがあります。

振袖も帯もきれいなのに、足元の白い足袋が黄ばんでいると意外と目立ちます。

前撮りでも足元まで撮影することがあります。

足袋は汚れだけでなく、お嬢様の足にサイズが合っているかも確認しましょう。


勘違い⑥「肌着もある」→裾除けしかなかった!

これもママ振袖の小物確認で起こりやすい勘違いです。

タンスの中を見て、

「肌着も入っているから大丈夫」

と思っていたら、確認すると裾除けだけだったということがあります。

着物の下には、肌に直接触れる肌着類が必要です。

昔は上下が分かれた肌襦袢と裾除けを使うことも多くありました。

現在は上下が一体になったワンピースタイプの肌着などもあります。

つまり、

「白い下着のようなものが入っているから大丈夫」

ではなく、必要な肌着が一式そろっているのかを確認することが大切です。

成人式当日の朝になって、

「上に着る肌着がない!」

とならないようにしておきましょう。


勘違い⑦「三重仮紐って何?」存在自体を知らなかった!

ママ振袖の準備をしていて、

「三重仮紐(さんじゅうかりひも)って何ですか?」

と聞かれることがあります。

知らなくても当然です。

普段着物を着ない方なら、見たことがない方も多い小物です。

三重仮紐は、振袖の華やかな変わり結びを作るときに使われる着付け小物です。

ゴム部分が三重になっていて、そこへ帯を通しながら羽根を作ることで、さまざまな帯結びがしやすくなります。

お母様の成人式のときには使っていなかったり、タンスの中に残っていなかったりすることもあります。

そのため、

「母が成人式で使った小物が全部残っているから、娘もそれだけで大丈夫」

とは限らないのです。


昔と今では着付けに使う小物が違うこともあります

ここがママ振袖で知っておいていただきたいポイントです。

お母様が成人式を迎えた頃と現在では、帯結びや着付け方、使われる便利な小物なども変わっています。

だから、

お母様の成人式で使ったものが全部残っている=現在の成人式でも必要なものが全部そろっている

とは限りません。

逆に、昔の小物でも現在そのまま使えるものはたくさんあります。

大切なのは、古いから全部買い替えるのではなく、一つずつ確認することです。


「あるか」ではなく「成人式で使えるか」を確認しましょう

ママ振袖の着付け小物をチェックするときは、

帯枕 → 大きさは大丈夫?
衿カラー → 成人式に適している?
前板 → 振袖用として使える大きさ?
腰ひも → 必要な本数がある?
足袋 → きれい?サイズは合う?
肌着 → 裾除けだけになっていない?
三重仮紐 → 必要なら用意できている?

というところまで確認しておくと安心です。

一つひとつは小さなものですが、きれいな振袖姿を作るためには大切なものです。


分からない小物も全部持ってきてください

「これは何に使うの?」

「これは娘も使える?」

「何本必要なの?」

普段着物を着ない方が、ご家庭ですべて判断するのは難しいと思います。

分からないものも捨てたり買い直したりせず、そのまま一式お持ちください。

大たにやでは、振袖だけでなく着付け小物まで確認して、

そのまま使えるもの
足りないもの
交換したほうがいいもの
新しく用意する必要があるもの

を一緒に確認します。

成人式当日に、

「肌着がない!」
「腰ひもが足りない!」
「三重仮紐って何?」

と慌てないためにも、早めの小物チェックがおすすめです。

「振袖があるから準備完了」ではなく、「着付け小物まで確認して準備完了」。

ママ振袖を予定されている方は、タンスの中にあるものを一度全部出して確認してみてください

最終更新 2026-8-26