お宮参りの祝い着を見ると、でんでん太鼓や犬張子、扇子、お守りなどが付いていることがあります。

初めて見る方からすると、

「これは何のために付けるの?」
「どこに付けるのが正しいの?」
「全部そろえないといけないの?」

と疑問に思いますよね。

今回は、お宮参りの祝い着に付ける小物について分かりやすくご紹介します。

お宮参りの小物にはどんなものがある?

昔ながらのお宮参りでは、祝い着と一緒に縁起の良い小物を付けることがあります。

代表的なのが、

でんでん太鼓・犬張子(いぬはりこ)・末広(扇子)・お守り

などです。

地域によっては、こうしたお宮参りの飾りを「紐銭」などと呼ぶこともあり、付けるものや習慣には地域差があります。

どれも赤ちゃんの健やかな成長や幸せを願って付けるものです。

でんでん太鼓にはどんな意味がある?

でんでん太鼓は、昔から子どもの玩具として親しまれてきました。

太鼓には表と裏がありますが、どちらから叩いても音が鳴ることから、

「裏表のない、素直な子に育ってほしい」

という願いを込めて使われるともいわれています。

赤ちゃんがまっすぐ健やかに育ってほしいという願いを込めたお祝いの小物です。

犬張子(いぬはりこ)にはどんな意味がある?

犬は一度に多くの子を産み、お産が比較的軽いと考えられてきたことから、昔から安産の象徴とされてきました。

そのため、戌の日の安産祈願でも「犬」が大切にされています。

赤ちゃんが無事に生まれた後のお宮参りでは、

「元気にすくすく成長してほしい」

という願いを込めて犬張子を飾ります。

末広(扇子)にはどんな意味がある?

扇子は、閉じた根元から先に向かって大きく広がっていきます。

この形が「末広がり」と呼ばれ、昔から縁起の良いものとされてきました。

お宮参りでは、

「赤ちゃんの将来が末永く幸せに広がっていきますように」

という願いを込めて付けます。

お守りも一緒に付けます

神社でいただいたお守りなどを、祝い着と一緒に付けることもあります。

赤ちゃんの健康や健やかな成長を願うものです。

お守りについては、お宮参りをする神社によって授与品などが異なりますので、神社で確認してみるのもいいでしょう。

小物はどこに付けるの?

ここが一番分かりにくいところです。

お宮参りでは赤ちゃんに祝い着を直接着せるのではなく、赤ちゃんを抱っこしている方の上から祝い着を掛けます。

そして、でんでん太鼓や犬張子、末広などの小物は、一般的に祝い着の紐を利用して取り付けます。

祝い着を掛けた状態で、小物がきれいに下がるように位置を整えます。

小物同士が重なりすぎたり、一方に集中したりしないよう、全体のバランスを見るのがポイントです。

なぜ小物を背中側に付けるの?

「赤ちゃんのお祝いなのに、どうして小物を背中側に付けるの?」

と思われる方もいらっしゃいます。

祝い着は、赤ちゃんを抱いている方の体を包むように掛けるため、祝い着の大きな柄が背中側に広がります。

その祝い着の紐にお祝いの小物を下げるため、結果として抱っこしている方の背中側に小物が並ぶ形になります。

つまり、単に「背中に飾る」というよりも、

祝い着の掛け方と、祝い着の紐に小物を付ける習慣から、背中側に見える

と考えると分かりやすいでしょう。

後ろから写真を撮ったときには、祝い着の大きな柄とお祝い小物が一緒に見えて、とても華やかな姿になります。

小物の付け方で気をつけること

小物をたくさん付ければ良いというものではありません。

特に大切なのは、赤ちゃんの安全と抱っこする方の負担です。

小物が赤ちゃんの顔や首に当たらない位置にし、紐が赤ちゃんに絡まないように注意します。

また、でんでん太鼓など少し重さのあるものをたくさん付けると、祝い着が引っ張られることがあります。

写真を撮るために無理に全部付ける必要はありません。

全部そろえなくても大丈夫?

もちろん大丈夫です。

でんでん太鼓、犬張子、末広、お守りなどは、必ず全部用意しなければならないものではありません。

地域やご家庭によっても、お宮参りの習慣は異なります。

現在では、祝い着だけでシンプルにお宮参りをするご家庭もたくさんあります。

大切なのは、小物の数ではなく、

「元気に育ってほしい」
「幸せな人生を歩んでほしい」

というご家族の気持ちです。

お宮参りの祝い着の掛け方が分からなくても大丈夫

初めてのお宮参りでは、

「祝い着の紐はどこに掛けるの?」
「でんでん太鼓はどこに付けるの?」
「後ろの柄をきれいに見せるにはどうしたらいい?」

など、分からないことがあって当然です。

特に祝い着は、掛け方や小物の位置によって写真に写ったときの印象も変わります。

大たにやでは、赤ちゃんの祝い着(一つ身)から、お母様の訪問着、着付けまでお宮参りについてご相談いただけます。

昔ながらのお宮参りの意味を大切にしながら、ご家族に合った形で赤ちゃんの誕生をお祝いしましょう。

最終更新 2026-8-15