
お宮参りには、せっかくなので着物を着たい。
でも母乳で育てているお母さんからよく聞かれるのが、
「着物を着たまま母乳をあげられますか?」
というご質問です。
結論からいうと、着物を着た状態での授乳は不可能ではありませんが、洋服のように簡単ではありません。
特にお宮参りは、生後間もない赤ちゃんとのお出かけです。
今回は、お宮参りで着物を着たいお母さんに知っておいていただきたい、授乳と着物についてご紹介します。
着物を着たまま母乳をあげるのは大変?
着物は前合わせになっているため、衿元を開いて授乳する方法もあります。
しかし、実際には長襦袢や肌着なども重ねて着ています。
さらに帯を締めていますので、洋服のように「少しめくってすぐ授乳」というわけにはいきません。
無理に衿元を大きく開けると、
衿元が崩れる・着物が着崩れる・元に戻すのが難しい
といったこともあります。
また、母乳が着物についてしまう心配もあります。
特にレンタルの訪問着の場合は、汚れが気になって落ち着いて授乳できないこともあります。
おすすめは「着付けの直前に授乳」
母乳のお母さんが着物でお宮参りをする場合、まずおすすめしたいのが、
着付けを始める直前に、しっかり授乳を済ませておくことです。
赤ちゃんのお腹が満たされた状態で着付けを始めれば、その後のお参りや写真撮影まで余裕ができる可能性があります。
ただし、赤ちゃんの授乳時間は予定通りにならないものです。
「○時間は絶対に大丈夫」と考えず、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。
着付けからお参りまでの時間を長くしすぎない
お宮参り当日は、
着付け → ヘアセット → 写真撮影 → 神社へ移動 → ご祈祷 → 食事
と予定をたくさん入れたくなります。
しかし、母乳のお母さんが着物を着る場合は、予定を詰め込みすぎないことも大切です。
着物を着ている時間が長くなれば、その分、途中で授乳が必要になる可能性も高くなります。
特に生後1〜3か月頃は、赤ちゃんの授乳間隔も一人ひとり違います。
「何時に着付けをして、何時にお参りが終わるのか」
まで考えて予定を組んでおくと安心です。
搾乳やミルクという方法も
普段から哺乳瓶を使っている赤ちゃんであれば、お宮参りの日だけ搾乳した母乳やミルクを用意しておく方法もあります。
途中で赤ちゃんがお腹を空かせても、着物を大きく崩さずに対応できます。
ただし、普段哺乳瓶を使っていない赤ちゃんの場合、お宮参り当日に突然哺乳瓶を使おうとしても飲んでくれないことがあります。
当日初めて試すのではなく、赤ちゃんに合った方法を考えておきましょう。
母乳パッドも忘れずに
着物を着る場合に気をつけたいのが母乳による着物の汚れです。
母乳がにじんで長襦袢や着物まで濡れてしまうことがあります。
そのため、母乳パッドを使用し、心配な場合は交換用も準備しておくと安心です。
特に淡い色の訪問着を着る場合は、事前に対策しておきましょう。
お宮参りを少し遅らせるという選択もあります
昔からお宮参りは生後1か月頃が目安とされていますが、必ずその時期に行かなければならないわけではありません。
特に真夏や真冬は、赤ちゃんだけでなく、着物を着るお母さんにとっても大変です。
さらに生後1か月頃は授乳回数も多く、お母さんの体調がまだ十分に戻っていないこともあります。
そんな場合は、無理をせず時期をずらしても大丈夫です。
生後100日頃の百日祝い(お食い初め)とお宮参りを一緒にするご家庭もあります。
赤ちゃんとお母さんの体調、季節、授乳の状況などを考えて、ご家族にとって一番無理のない時期を選びましょう。
それでも、お宮参りに着物を着たい
授乳のことを考えると、
「着物はやめて洋服にしようかな」
と迷われるお母さんもいらっしゃると思います。
もちろん洋服でも問題ありません。
でも、お宮参りは赤ちゃんが生まれて初めて迎える大切なお祝いのひとつです。
お母さんが訪問着を着て、赤ちゃんの祝い着と一緒に撮った家族写真は、何年経っても大切な思い出になります。
授乳が心配だから最初から着物を諦めるのではなく、
着付け前に授乳する・時間に余裕を持つ・当日の予定を詰め込みすぎない
などの準備をしておけば、着物でのお宮参りも楽しむことができます。
大たにやでは、お宮参りの祝い着はもちろん、お母様の訪問着や着付けについてもご相談いただけます。
「母乳だけど着物を着たい」
「授乳の時間を考えると何時に着付けをしたらいい?」
そんなご相談もお気軽にお尋ねください。
赤ちゃんにもお母さんにも無理のないお宮参りを、一緒に考えていきましょう。
次回は「お宮参りはどこにいくの」をお届けします
最終更新 2026-8-13